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厳冬の氷点下で助けた女
第1章 厳冬の氷点下で助けた女
30分ほどで、女の住んでいる街に着いた。
今まで明かり一つない山道と原野が終わり、突如として街灯が始まる。
眠っている街。
女が道案内をする。
小さな街だ。すぐにアパートに着いた。
「もう大丈夫かい?」とオレ。

「あの…
もし、できたらでいいです。
もう少し、一緒にいてくれませんか。」

「でも…」

「私の部屋、少し散らかっていますけど…」

若い女の部屋に入っていいものか、一瞬迷った。
もう少し一緒にいたいという気持ちは、オレも一緒だった。
スケベ心が無かったと言えば、ウソになる。
彼女が落ち着くまでという大義名分がある。

「何か温かい飲み物でももらおうか。オレも体が冷えたから…」
オレは、彼女の部屋におじゃますることにした。

アパートの階段を二人で上っていく。
「ちょっと待ってください」
オレはドアの前で、ちょっとの間待たされる。
きっと洗濯物の下着か何か部屋に干されていたのだろう。
彼女が、手早く片付けているようだ。

部屋はストーブの火が微小で燃えており、暖かかった。
(北海道の人はストーブを点けたままで外出する)

広くはないが、きちんと整理されている。
ピンク色、淡い色のカーテンとクッション、小さなテーブル、奥は寝室のようだ。
若い女の部屋に入って、オレはドキドキした。

彼女はお湯を沸かし、即席のコーンポタージュのスープを作ってくれた。
おいしいね、
この銘柄がいちばんいいよね
などと、話しているうちに彼女も落ち着いてきたようだ。
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