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レッスンの仕方が間違っている!
第3章 2次審査当日
S★P本社の自動ドアを通り抜けゆっくり歩き出した。
「3次審査は来週もここで開かれます。では、来週の実技について説明させて戴きます。来週は、今からお配りする、CDとDVDで振り付けと歌詞を覚えて来てもらいます。」
椿は歩きながらさっきの待合室での出来事を反芻していた。
帰るには早い、あてもなくフラフラと歩き続ける。
気付かぬ内にあまり知らない路に出ていた。
大通りから少し外れている。
「dam.dam.dam!」
「?」
何処からか地面に響くようにビートを刻む音楽が流れてくる。
目を瞑り耳をすます。
音を頼りに進んでみれば、広場の方に大きな人だかりがある。
こんな所に広場なんてあったんだ!!
いいなぁ……
審査も一段落したし!
行っちゃおっかなぁ。
無意識に薄い笑みを浮かべると、青年はダンス本能を擽られ、人だかりに向かって走り出していた。
「3次審査は来週もここで開かれます。では、来週の実技について説明させて戴きます。来週は、今からお配りする、CDとDVDで振り付けと歌詞を覚えて来てもらいます。」
椿は歩きながらさっきの待合室での出来事を反芻していた。
帰るには早い、あてもなくフラフラと歩き続ける。
気付かぬ内にあまり知らない路に出ていた。
大通りから少し外れている。
「dam.dam.dam!」
「?」
何処からか地面に響くようにビートを刻む音楽が流れてくる。
目を瞑り耳をすます。
音を頼りに進んでみれば、広場の方に大きな人だかりがある。
こんな所に広場なんてあったんだ!!
いいなぁ……
審査も一段落したし!
行っちゃおっかなぁ。
無意識に薄い笑みを浮かべると、青年はダンス本能を擽られ、人だかりに向かって走り出していた。