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レッスンの仕方が間違っている!
第11章 3次審査当日
「ぁ……」

 椿の額に功の額が押しあてられる。

「よし、熱は……無いか。」

 椿だけはすっかり忘れているが、この構図にはデジャヴがある。
 だがそれ以前に、椿は今そんなこと考えられる頭ではなかった。

 ダメなんだって。
 でも……ごめん、功!

「ドンッ!」

 過剰に反応する身体に耐え切れなくなり、椿は功の胸板を突き飛ばした。
が……?

「ッ!?……な、何で?え、功!?」

 何故か突き飛ばした本人ごと倒れ込み、相手の胸板に飛び込んでいた。

「何でって?……これ。」

 しらを切って悪びれもなく、掴んだままの椿の左手首に視線を誘導する。
 成る程、功の胸板に飛び込むの図。

「お前ダンス終盤からおかしくないか?」
「大丈夫、だよ?」
「あと!」

 バ、バレた……!?

「息荒すぎ。」
「あはは……」

 結構抑えてたのに。

 左手首は相変わらず固定されたままで身動きがとれない。
 下手に動くとアレが当たる。
 それを1番避けたかった。
 バレるまでの最短ルート。

「ねぇはぁ、そろそろ……退かないとっ、お、重くない、かな?」

 熱いから。

-ドックン

 早く!

「ギュッ」
「!?」

 え!まま待っ、ヤバい。
 だ、抱きしめ……!?

「こ……ぅ?」

 キツく抱きしめられて顔が上げられない。
 功を下敷きにしたまま、椿は上で苦し紛れに結論を出さなければいけなかった。

 もう我慢出来ない。
 何で抱きしめたりするんだよ。
 あぁ、くそ……ッ
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