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レッスンの仕方が間違っている!
第3章 2次審査当日
「……あちゃぁ~~~!ここまでやってくれちゃうともぅ運命みたぁぃ。フッフッフッねぇ、村っち?」
陽気に男が問い掛ける。
「ん?何のことですか??」
皆目検討がつかない通話相手はキョトンとした声で尋ねる。
「ん~内緒っ。」
「そーですか。なら言わなくて結構です。」
普通そこは聞いてあげてもいいような……
「それより今何処に居るんです??功のヤツは見つかったんですかー?油売ってないで早く連れ……」
「居ますよぉちゃんとっ。見つけましたっ!」
スマホ片手に胸を張る。
反射してメガネが妖しく光る。
「流石は自称パパ!よくできました。審査は無事終わって例のモノもファイナリストに配り終えましたから。」
前半がかなり棒読みだったのは気のせいでも幻聴でもない。
でも気にしない。
いつものスタイル。
「ん、どうも。じゃぁ、また後でねぇ。」
-・・・・・・プープー
夕暮れ。
広場ではcrowが、1番のサビに差し掛かっていた。
通話を切りながら男はまた顎髭をいじる。
「やはり、興味深いねぇ。よし、行くかぁ。」
そう一言残し、鈴木は広場を後にした。
彼を連れ戻さなくていいのか?
よくわからない男だ 。
陽気に男が問い掛ける。
「ん?何のことですか??」
皆目検討がつかない通話相手はキョトンとした声で尋ねる。
「ん~内緒っ。」
「そーですか。なら言わなくて結構です。」
普通そこは聞いてあげてもいいような……
「それより今何処に居るんです??功のヤツは見つかったんですかー?油売ってないで早く連れ……」
「居ますよぉちゃんとっ。見つけましたっ!」
スマホ片手に胸を張る。
反射してメガネが妖しく光る。
「流石は自称パパ!よくできました。審査は無事終わって例のモノもファイナリストに配り終えましたから。」
前半がかなり棒読みだったのは気のせいでも幻聴でもない。
でも気にしない。
いつものスタイル。
「ん、どうも。じゃぁ、また後でねぇ。」
-・・・・・・プープー
夕暮れ。
広場ではcrowが、1番のサビに差し掛かっていた。
通話を切りながら男はまた顎髭をいじる。
「やはり、興味深いねぇ。よし、行くかぁ。」
そう一言残し、鈴木は広場を後にした。
彼を連れ戻さなくていいのか?
よくわからない男だ 。