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レッスンの仕方が間違っている!
第3章 2次審査当日
 なんでコイツついて来れてんの?

 先程からそれが気になっていた。

 つーか、笑ってるしっ。
 あ~~~……やべ、集中できねー!!
 マジで歌無くて助かったーっ。

 生き生きした顔が隣で踊る。

 あぁ、もうなんかっ、可愛いすぎ!!
 って、ダンス中に考えることじゃねぇよ俺……仮にも・プ・ロ・!
 その前にアイツ男だぜ??
 俺があのエロバカ作詞家と同じみたいになっちまうだろ!
 つかホモじゃないし。

「du.dum!」

 うわ、雑念っ。
 ムーヴからのアップロックに違和感~。

「はぁー」

 集中、集中。

 と思いつつ横目でチラチラ追ってしまう。

 ん?アイツ所々アレンジ入ってね!?
 っだから俺っ……集・中・!!

 そんな彼の頭の中を知るはずもなく、椿は椿で考えていた。

 ん~やっぱ難しいなぁ、この振り付けは……
 流石はKOU。
 この曲の振り付けは練ってるのもKOUなんだよね。
 自分でやるところにまたカリスマ性感じるよ。
 あぁーーー!!
 絶対受かって一生隣で踊る!

 椿は先程よりも豪快に立ち回る。

 おっ!キタ、キタ、ここのBメロに切り替わるとこなんかもう最高!!
 フロアでムーヴ!
 からのアップロック!!

「ふっ……」

 自然と笑いが漏れる。
 勿論聞こえるか聞こえないかの声。

 これよく使われる繋ぎだけど、KOUはこれを持ってくるタイミングが絶妙なんだよねっ!
 あぁ~そろそろサビ来るなぁ……う~ん、どうしよっかなぁ。
 KOUは歌もあるし……聴かせるとこはあまり振り付け厳しくされてないから勿体無い。
 いや、別にダンサーとしてだよ?
 アイドルとしては歌を聴かせるのがメインになるし、当たり前なんだけど。
 ……もっといける気がするんだよな!

 そう思ったら椿は、ティッキングしながらサイド・ウォークで端まで行き、観客の目の前に躍り出る。
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