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レッスンの仕方が間違っている!
第7章 3次審査まであと4日
「じゃぁレッスン開始しようか?」
「ぇ……あの、クスリって……」

 椿は男が恐くなって後ずさる。
 が、彼に気にした素振りは無い。

「マイク持って。」
「は、はいっ。」

 椿は思わず従った。
 E.T.C.が流れる。

 ち・近いッ!

 椿の背中と男の胸板が密着する。
 右手のマイクには男のひんやりした手が添えられ驚きでつい声が漏れる。

「ぁッ……」

 ONになったマイクは、個室に艶かしい椿の声を、イヤらしく反響させる。

「椿って、そんなエロい声出せるんだね。」

 耳に息が……当たるっ
 え?何で名前!!!?

「大丈夫、恐がらないで?オレ椿と同じ審査会場に居たんだよ。」
「でも……いつ知っ…ふ」

 耳許で優しく囁かれ、力が抜ける。
 立って身体を支えるのが精一杯だった。

 熱い……
 力が入らない。

「椿の前のNO.オレだったんだよ。知らなかったでしょ?」
「知ら……なかったっ。」

 椿は息が荒くなってきた。
 男はわざとマイクが声を拾うような位置に手を固定してくる。

「オレは近江 司。ねぇ椿、前奏終わったよ?歌わなくちゃ……レッスンでしょ?」

 司は意地の悪い笑みを浮かべ、顔を後から覗き込んでくる。
 司の背が椿より高いからできることだ。

「っ……ん!?」

 歌おうとしたその時……
 密着した椿の腰に硬いものが当たった。
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