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幸せのカタチ
第15章 七夕

三好SAに着いたらLINEをくれると言っていたからだ。
暫くすると雅紀からLINEが来た。
「後、1時間くらいで到着するよ…」
「分かったわ…気を付けて来てね…」
私は雅紀が来るまでの間ちょっと落ち着きなくそれでもラジオを聴いて少しでもリラックスできるように努めた。
ラジオを聴いていると少しだけ緊張が解けていく様だった。
1時間近くラジオを聴いていただろうか。
我が家のアパートの向かいにある砂利道の辺りから聞きなれない車のエンジン音が聞こえて来た。
私はベランダの窓のカーテンを開けて外を見てみた。
するとそこにはバックで砂利道を入って来るホンダのストリームがあったのだ。
私は直ぐに雅紀の車だと分かった。
その時に私のスマホの電話が鳴った。
見てみると雅紀からだった。
「もしもし…」
「未来さん?未来さんのアパートの近くに着いたんだけど部屋が分からない…」
「ええ、分かったわ、直ぐに外に出るから待ってて…」
私はそう言うと直ぐに玄関に行き階段を下りて外に出た。
すると車から出て来た雅紀がいたのだ。
私は嬉しくなり両手を振って満面の笑みで雅紀を迎えた。
雅紀も手を振りながら私の傍にやってくる。
「初めまして~!!」
お互いにそう言って挨拶をしたのだ。

