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幸せのカタチ
第15章 七夕

私は冷蔵庫から冷たいお茶を取り出すとタンブラーにそれを注いだ。
それを持ちダイニングの部屋に入り雅紀に渡したのだ。
「ありがとう、凄く嬉しいし、美味しいよ…」
「少し休んでね…」
「ありがとう…」
お茶を飲みながら雅紀は尚もこう言うのだ。
「本物の未来さんに今会ってるんだね…俺、嬉しいよ…」
「え?そ、そうね…私も嬉しいわ…」
私はちょっとドキドキしていた。
少しだけ涼むと雅紀はこう言ってきた。
「直ぐに、やる事やってしまおうか?」
「え?ベッドとか、テープの張替えとか、電池交換?」
「そうだよ、そんなに時間は掛からないから…」
「そう?ならやってくれるかしら?」
「もちろんだよ…」
そう言うと雅紀はベッドの置いてある部屋に行きベッドマットレスを持ち上げて照明にも当たらない様に180度ベッドマットレスを回転させてベッドにマットレスを置いてくれた。
その時間はほんの3分程だろうか。
雅紀の体格はとてもガッシリとしていて身長は175センチ程だった。
「ほら、もう終わったよ…」
「すごーい!!ありがとう…」
「これくらいなら何でもないよ、次はテープ巻こうか?」
「お願いするわ、脚立はこれよ…」

