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幸せのカタチ
第16章 ホテルシードット横浜

部屋にはキングサイズのベッドがひとつとちょっと狭いソファーにテーブルが置いてあった。
雅紀は部屋に入ると直ぐにエアコンのスイッチを入れた。
荷物を置き買ってきた飲み物を私は冷蔵庫に入れていた。
その間、雅紀は精算機で部屋の清算をしていたのだ。
「この部屋、凄い暑いわね…」
「そうだね、エアコンが効いてて涼しいと思っていたのにね…」
それに思っていたよりも部屋は狭かったし、間接照明だけで薄暗かった。
私たちはちょっと疲れを感じていたのでソファーに座り休むことにした。
「思っていたよりも凄く狭いね?」
「そうね、そう感じるわ…」
雅紀は暫くソファーに座っていたのだが、立ち上がるとバスルームや洗面所を見て回っていた。
私はその後を付いて行った。
バスタブは大人が二人ゆったりと入れる程の大きさがあった。
それを見ると雅紀はちょっと満足気だった。
私はアメニティグッズを見たくて洗面所を見てみた。
何やら色々なグッズが揃っていて私はとても満足感を得ていた。
部屋の中を強か見た後、私たちはまたソファーに座り冷蔵庫から麦茶を取り出して飲み始めた。
雅紀は自分の荷物の中からセクシーランジェリーを取り出して私に渡してくる。
「マサさん、二枚もランジェリー買ったの?」
「うん、未来さんに着て欲しくて買ったよ、俺は青い方よりも赤い方が好きだけどね…」
そのランジェリーは総レースで出来ておりかなりいやらしかった。
今夜、このランジェリーを着るのだろうか。
私はそんな事を考えながら麦茶を飲んでいた。
麦茶を飲み涼もうとしても部屋は湿度が高くてムシムシと暑かったのだ。

