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幸せのカタチ
第16章 ホテルシードット横浜

私は身体が汗でベタベタとして来てちょっと気持ち悪くなってきた。
なので、早々に雅紀にこう言ったのだ。

「マサさん、私お風呂に入りたいわ…汗で身体がベタベタで気持ち悪いの…」
「そうかい?じゃ、お風呂にお湯溜めようか?」

「うん、お願い…」
「バブルバス入れてアワアワにするけどいい?」

「いいわ…」

雅紀は私の返事を聞くとバスルームへと向かいバスタブにお湯を張り始めた。
そしてバスタブの中にバブルバスを入れてゆく。

バスルームからフローラルな香りがして来た。
雅紀とこれから一緒にお風呂に入ると思うと少し恥ずかしくなった。

バスタブにお湯が張り終わるまで私たちはソファーで寛いでいた。
雅紀はソファーの隣に座る私の肩を抱き寄せるとキスをしてきた。

そのキスはディープキスだった。
私は自分の身体の奥深くから熱いものが込み上げてくるのを感じていた。

そして、徐々にではあるが身体が濡れてゆくのも感じていたのだ。
これから始まる事を考えると益々身体は濡れてゆくのだった。

雅紀はキスをし終わるとバスルームへと向かいお湯張りが終わったのを確認した様だった。

「未来さん、お湯張り終わったよ…」
「そ、そう?」

私はちょっとしどろもどろになりながらそう答えた。
私の心臓はドキドキしていて身体は熱くなっていた。

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