この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遠い記憶
第4章 水仙

その年の秋、姉達が結婚し、身内で簡単な食事会を催し披露宴としたのち、姉からも連絡は無かった。まぁ、連絡する事柄もないのだろうし、上手くやっているのだろう。
そんなこんなで翌年私は高校に入学した。
両親には中3の後半に進学希望を伝え、その為の金も新聞配達で稼いでいて、このまま続ければ問題なく授業料で親に迷惑をかける事はないからと承諾をもらった。
部活には入らず、新聞配達をこなす日々が続いていた。
中学とは違い、楽しい友人も2人ほど出来た。
1人目は医者の息子だが、余り医者になる願望は無く親に言われて渋々そちらに進むらしい。いざとなれば推薦入学でなんとかなるとか言っている。
2人目は土建屋の社長の息子で腕っぷしはすこぶる強い。勉強は余り出来ないが赤点は取らないくらいだから平均くらいか?親分肌で結構頼りになる。
この2人とは多少の悪ふざけもした。医者の息子の家のステレオでビートルズやローリングストーンズを聴き、戸棚に置いてあるウィスキーを盗み飲みし、葉巻も吸った。医者だからと言うわけではなかったのだろけどコンドームも盗んで俺たちにくれ、それを膨らましたり、どれくらい水が貯まるかなどと遊んでいたが、1リットルは楽に貯まるのには驚いた。
また、土建屋の息子の家では従業員が置いてあったエロ雑誌やエロ本で誰が1番遠くへ出せるかと言う射精大会をしたりしていた。
付き合っている彼女は私以外はそれぞれいた。だから私にもと言ってくれたのはいるが余りピンとはこなかった。
そんな頃、いつも1人窓際で外を眺める娘が気になった。小暮優香といった。
然程美人でもスタイルも良くない。他の女子生徒の集団から離れる事も多い。かと言って全く1人という訳でもなく、周りとそつなく付き合っている感じだ。だから注目をされる訳でもない目立たない存在って感じか。
そんな彼女が私達の話題に食いついた。3人で洋楽の話をしていた時だ。
私が
「ねぇ、小暮さんって何聞くの? やっぱアイドルの曲?」
フッと口元が微かに笑って
「・・・ストーンズ・・・」
と答えた。
「えっ?、ストーンズ? ローリングストーンズ?」
「そっ、ストーンズ。」
「えー?何で?アイドルじゃなくてストーンズ?ビートルズじゃなくてストーンズ?」
男3人は彼女の周りで色々話し始めた。
そんなこんなで翌年私は高校に入学した。
両親には中3の後半に進学希望を伝え、その為の金も新聞配達で稼いでいて、このまま続ければ問題なく授業料で親に迷惑をかける事はないからと承諾をもらった。
部活には入らず、新聞配達をこなす日々が続いていた。
中学とは違い、楽しい友人も2人ほど出来た。
1人目は医者の息子だが、余り医者になる願望は無く親に言われて渋々そちらに進むらしい。いざとなれば推薦入学でなんとかなるとか言っている。
2人目は土建屋の社長の息子で腕っぷしはすこぶる強い。勉強は余り出来ないが赤点は取らないくらいだから平均くらいか?親分肌で結構頼りになる。
この2人とは多少の悪ふざけもした。医者の息子の家のステレオでビートルズやローリングストーンズを聴き、戸棚に置いてあるウィスキーを盗み飲みし、葉巻も吸った。医者だからと言うわけではなかったのだろけどコンドームも盗んで俺たちにくれ、それを膨らましたり、どれくらい水が貯まるかなどと遊んでいたが、1リットルは楽に貯まるのには驚いた。
また、土建屋の息子の家では従業員が置いてあったエロ雑誌やエロ本で誰が1番遠くへ出せるかと言う射精大会をしたりしていた。
付き合っている彼女は私以外はそれぞれいた。だから私にもと言ってくれたのはいるが余りピンとはこなかった。
そんな頃、いつも1人窓際で外を眺める娘が気になった。小暮優香といった。
然程美人でもスタイルも良くない。他の女子生徒の集団から離れる事も多い。かと言って全く1人という訳でもなく、周りとそつなく付き合っている感じだ。だから注目をされる訳でもない目立たない存在って感じか。
そんな彼女が私達の話題に食いついた。3人で洋楽の話をしていた時だ。
私が
「ねぇ、小暮さんって何聞くの? やっぱアイドルの曲?」
フッと口元が微かに笑って
「・・・ストーンズ・・・」
と答えた。
「えっ?、ストーンズ? ローリングストーンズ?」
「そっ、ストーンズ。」
「えー?何で?アイドルじゃなくてストーンズ?ビートルズじゃなくてストーンズ?」
男3人は彼女の周りで色々話し始めた。

