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ーasahiー
第4章 ふたり

寝室に入りベットに横になる…

ストーカー話って…
確かにストーカー紛いだったけど。


「そーでもしなきゃ見向きもしなかっただろ」


消え入りそうな程小さな声で呟く。



部屋の戸が空き足音が近づいてきた…

「旭…」

ベットが軋みし頭上から声が落ちる。



「なんですか?」



「ごめん…話途中だったろ?
コーヒー入れ直したから来いよ」



あーもー…
こういう所が可愛いすぎるんだ…
また腰をあげリビングに戻ると
普段は向かい合わせに座る修が
今日は隣同士にカップを用意していた。



「また…ストーカーとか言うんでしょ」



「あぁ…
でもお前がストーカーしてくれてたから
俺のココロは満たされた…
それも事実だ。」



「…………」



「それに…」



「それに?」



「ふたりで居られて落ち着く。」



真面目な顔して何を言うかと思えば
俺をキュン死にさせたいらしい…



「俺ね…修壊しちゃうかも…」



「あぁ…」



「止まらなくなるから
キスだってセックスだってしなかったのに」



「あぁ…」



「修に…そんな事言われたら…」



「なんだ?」



「俺の手で…壊したくなる…」



「あぁ…そのつもりだったんだろ?」



「え…?」



「初めてお前が手を握った時から俺は
旭に捕まってたんだろ」



「はい…」



「じゃぁ…離さなきゃいい」



「あ…っ…修は後悔しないの?」



「きっかけはなんであれ
此処にいるのは俺の意志だ」



コーヒーを口に含み
ソファにもたれ掛かる修は
目を閉じこういった



「旭も案外乙女だな」って…。



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