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ーasahiー
第5章 確執



夕食を済ませ帰る支度をしていると
修からお酒に誘われた



「お互い…せっかく明日休みなんだ
たまには飲みにいかないか…」



こんな風に修からの誘いが来るなんて
関係が進展している証拠かな…
素直に嬉しいし
断るはずもない。



「えぇ…
ならホテルのラウンジでも行きましょうか
飲むんだし泊まりの方が楽でしょ」




「あぁ…そうするか」




すっごい冷静に返したけど…
内心ガッツポーズで喜んでるなんて
この人は気付かないんだろうな。



「でも珍しいですね。
修から誘うなんて」



「こういうのは…」



「迷惑ぢゃないですよ」




先に言われ意表を突かれた面もちで
見つめられる



「修に誘われて嬉しいですよ」


満面の笑みで返すと



「あー分かった気がするよ…」



「ん…?何がです?」



「確かに反則だな…」



「えー何が?」



「お前が笑っている顔に…
ドキッとした…」



「は…?えっと…」



こんな可愛い事言うなんて
それこそ反則な気がする…。
無自覚って怖いな…。



「いや…別に気にしなくていい。
行くぞ…」



自分で言って恥ずかしがる修は
誤魔化すように店を出る
しっかり会計まで済ませて…




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