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ーasahiー
第7章 不安
カーテンの隙間から朝日が差し
目が覚めると隣で眠る修。
あれ…
いつ部屋まできたっけ…
服はハンガーに掛けられ
ガウンを着ていた。
思いだそうとするが
記憶が途中で途絶えている。
BARで飲んでいて…
あの後どうしたんだ…
「おはよ」
目を擦りながら欠伸をしたあと
ベットに腰掛ける俺の腰に
腕を回される…
「あ…おはようございます」
珍しく甘えてくる修の頭を撫で
昨夜の事を聞いてみた。
「俺…昨日…」
「あぁ…
疲れてたんだろ」
「どうやって部屋まで…?」
「起こしたら自分で歩くって言うから
フラフラ歩きながら部屋に来たぞ」
「着替えは…」
「あぁ…俺がした」
横になったまま
抱きつく修は顔をあげ
「なぁ…旭…」
「なんですか…?」
「朝のキスは…しないのか…」
こんなにも甘えてくるなんて
今日は嵐が来るかもしれない…
「なにか…ありましたか?」
「いや…
俺から言ったらおかしいか?」
「そうじゃないですが
珍しいと思って」
「………。」
黙って言葉を選ぶ修は
暫く悩むと
「恋人…じゃない…のか…?」
不安そうに聞かれた。
あぁ…
この人はつぼを突くのが上手い。
こんな可愛い事言うなんて
キスだけじゃ止まらなくなる…
「ねぇ…修…
激しいのがいい?
それとも優しいのがいい?」
意地悪な笑顔で見つめると
顔を赤くさせ俯く
顎に手をかけ
顔をもちあげ告げる
「止まんないから」
覆い被さり唇を合わせると
修の口から熱い吐息が漏れ
背中に手が回り抱きつかれる
「ンッ…ッ…ハァ…」
キスだけで目をとろけさせる修は色っぽく…
誘う様に舌を絡めた。