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ーasahiー
第7章 不安



着替えを済ませホテルを出るまでの間
コーヒーを飲みながら話した。


「昨日俺なんか言ってました?」


「いや…何も言ってなかった
旭が寝てたからマスターと話した位かな」


「マスターと?」


「あぁ…
マスターに言われたよ恋人だろって」


「ん…?ああっ…だからか」


俺は喉を慣らしククッと笑ってみせた。
そんな俺をみた修は
気まずそうにいう


「言わなくても
伝わってると思った」


「そうですね」



お互い想い合っていると思うだけで
嬉しくてますます好きになる…。



「浮気したら駄目ですよ」


冗談ぽく言ってみたものの
内心では真剣で
そんな俺はやっぱり乙女なのかもしれない。



「あぁ…」



一言だけで返されるが
修を用しているからそれだけで十分。
本当は今すぐ抱き締めて
独占欲丸出しにしたいけど…
あえて冷静にしてみた…。


あぁ…なんでこんなにも
愛おしいんだろう…




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