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ーasahiー
第7章 不安


帰宅途中父さんから電話がきた


「話があるんだが
実家に寄ってくれんか」


「今先輩といるんですが
電話じゃ無理ですか」


「母さんからも話がある
できれば帰ってきてほしい」



助手席の修に目をやると
小声で行ってこいと言われた。



「じゃぁ…後でいきます」



電話を切り謝る

「せっかくの休みなのに
すみません…」


「たまにはお母さんに
顔みせるのも大切だろ
気にせず行ってこい」




マンション前に修をおろし
実家に向かう。

家の前には何台も車が止められており
中には見たことある車もあった

玄関をあけると
革靴が並んでおり
来客がいるようだ。



「あ…旭…おかえりなさい」


「あぁ…母さん。ただいま
誰かお客さんですか?」


「えぇ…行けば分かるわ。
パパリビングに皆様と居るから
すぐに行って」


顔色が悪い母さんは
落ち着きなく俺の背中を押した…



リビングに入るとそこには
取引先の社長や専務…
どうりで見たことある車な訳だ…



「こんにちは
いつもお世話になっています」


挨拶をすませソファに座ると早々に
本題に入った…。



「実はな…京が…」


父さんが重い口を開いて
兄さんの話をしはじめた…
そう…修が言っていた
《噂話》を…



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