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ーasahiー
第10章 ライバル



初日昼にはメールが届き
夜には電話がきた。
特に変わった事はないと言うが
声の調子から行くと疲れ気味の様子。


「無理しちゃだめですよ」


「あぁ、分かっている」


何度も念を押して伝えた。
役職がつくようになってから
結構仕事量が増えたみたいだし…


そんな事を考えていると、
電話向こうから声がきこえた…。



「藤原さん!
着替えたら外にご飯いきましょ」


はぁ?なんで部屋に男がいるの…?



「修、さっそく浮気ですか?」


「バカかおまえは…部下の子だぞ」


「出張一人じゃないんですか?」


「お前が聞いてないんだろ
俺は言ったぞ…」


「まじですか…
気を付けて下さいね…」


「お前じゃないんだ
気を付ける理由がないよ」


「いやいや、まじでお願いします」



そんなやり取りをして電話を切った。
その後きっと夕飯を食べに行った二人が
気になって気になって
なかなか眠りに付けずにいた…


相手誰だよ…
俺聞き逃してるし…
あーもー初日から不安だよ…




そんな旭をよそに修と部下はと言うと…


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