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ーasahiー
第10章 ライバル
部屋に着き気が付く、携帯が無い事に。
ポケットや鞄の中を探すも見当たらない…
しょうがなくさっきの小料理屋に行こうと
ドアノブに手を掛けた時ドア向こうから声がした
「藤原さん、携帯落ちてましたよ」
「良かった…探してたんだありがとう
本当に助かったよ」
「いいえ。じゃぁまた明日の朝ロビーで」
そう言って相良は部屋を後にした。
何も疑わなかった修をよそに
部屋に戻った相良は自身の携帯を見つめ…
「やっぱりasahiって
柚原旭だったんだな…」
暗闇で不気味に光る携帯には
何故か旭のアドレスとナンバーがあった。
そう…修の携帯を抜き
メールや履歴を盗み見て
尚且つ控えていたのだ。
「そっか…やっぱり藤原さんに取られてたか
asahiってもしかしてと思ってたけど
柚原旭だと分かったからには…
藤原さんライバルかな」
まだ何もしらない修は
旭におやすみコールをしてから
眠りについた。