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ーasahiー
第10章 ライバル



クチュクチュと音を立て
根本から吸い上げられ
舌で先を刺激される。


何分も繰り返されたが…反応しない。



「お前インポかよ…」


舐められようが
手で扱かれようが反応しないソレは
力なく下を向いていた。



ガムテープを外され大きく息を吸いこむ。
手錠もベルトも外されていき
力なくベットに倒れた状態の旭に相良が告げた。



「お前、くそつまんねー。帰れば
泣き叫びながら崩れてくとこがみたいのに
まじつまんねーよ。」



何をしても反応しなかった旭を
呆れた表情で見下ろし服を投げつけた。



上手く動かない身体をなんとか使い
服を着て壁づたいに歩く…
息は上がり目も虚ろで
額には汗が滲んでいた。



ホテルの外まで行くと
道ばたに座り込み携帯を取り出し連絡をする。



「しゅ…う?ごめん…っ…
ちょっ…と…だけ…助けて?」



場所を告げ電話を切る。
その間も皮膚に爪を食い込ませ耐えた…


修じゃなく別ね誰かに連絡してもよかったのに
何故か修しか頭に浮かばず
気付けば手が勝手に動き連絡していた…



「っ…おこられそ…ぅ…
でも修は…まもれる…な…」



上着のポケットをギュっと握りしめた。



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