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地を這う蜘蛛
第1章 地を這う蜘蛛

学生さんなんかもそう。とにかく毎日試験なの?というレベルで皆が皆必死に勉強していて騒ぐ学生などいない。そして残念ながらスマホを見ているのはほぼ大人だよね。何だかね、情けないよ。些細な争い事も同じだね。
社会的にも様々な価値観が入り混じる中で少なくとも勉強する事は間違いではない、という認識かな。私だってこの時代に生まれていたらおそらくだけど参考書を広げるだろう。
そう言えば 私の時代に 公務員になりたい!なんて言う輩は一人もいなかった。
私の夢?もちろんミュージシャンだよ( 笑)
だから尚更勉強なんてしない。楽譜の読み方位はね、学んでおけば良かったかなぁ、、
話は少々 逸れたというか脱線したけど、そんな変わらぬ風景 必要以上に交わる事のない群衆だけど、一つだけ印象的な話があるから記してみようと思う。
とにかく退屈だから。今、T駅。先はまだ長い。ん?いつもの女装客が入って来た。正確には角刈りのタイトスカート。背は高い。さらに正確に言えば男か女かは未だに分からない。露骨に言えば オチンチンは付いているのだろうか?下世話だね。だけど、そこなんだ。

