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先生が好きです。
第2章 意外な真実
3秒にも5分にも感じられた沈黙の後、恐る恐る顔を上げた。
三雲先生はいつもと違うほほ笑みで私をまだ見つめている。諦めに似た感情が、私を投げやりにしていく。もうどうなってもいいと思うと、勝手に言葉がこぼれてきた。

「…はい。私、先生が好きです。先生には悪いですけど、その、性的な目で三雲先生のことずっと見てました。でも、先生が奥さんと子供のこと大好きなの知ってますし、もう、やめますから…すみませんでした。」
嫌だ。こんな形で終わるなんて。

『うん、イイねー。すごくイイ。俺のこと三雲先生て呼ぶの君だけだし。』

え…?先生、どうしたの…?
いきなり口調が雑になったことに驚いた次の瞬間、目の前に先生の整った顔があった。

「っ…⁉︎」
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