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リクエストのラストワルツ
第2章 姉のようなひと

ベッドカバーを剥がしてたたみ、薄い掛け布団を足元に揃えると、冴子は慎也に背を向けたままブラウスとスカートを脱いで向き直り、呆然と立っている慎也を自分から両手でつかまえに行った。
少しだけ落ち着きを取り戻していた慎也は、飛び込んできた冴子を力強く抱きしめると、昂った興奮を抑えながら彼女に唇を合わせた。
唇を開かせて彼の舌にからみついた自分の舌にしっかりと応えてもらえた冴子は、今度は自分が興奮してくるのがわかった。
そして、つま先立ちになりながら固くなっている慎也のものに自分の花園を押しつけに行き、ゆっくりと腰をまわすように動かした。
「しんやくん…」
「さえこさん…」
絶景を観るための山登りがはじまった。

