この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
リクエストのラストワルツ
第6章 海を見ながら

 海鮮の夕餉をゆったりと時間をかけて楽しんだふたりが部屋へ戻ると、沈む夕陽の逆光に浮き上がっていた富士山の姿もすっかり闇に消え、対岸の三浦半島が示してくれて陸地との境界がわかる海の上にはいくつかの船の航海灯だけが明滅していた。

「カーテン閉め忘れていましたね」

 部屋の灯りを点ける前に見えた窓の外を見て慎也が言った。

「そうね…、でもきれい… このままがいいわ」

 冴子はそう言うと、慎也の首に二の腕を絡ませて唇を重ねた。
 穏やかな、しかしときめくふたりだけの夜の部が始まろうとしていた。
/86ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ