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リクエストのラストワルツ
第6章 海を見ながら

荒い呼吸でしゃがみこんだ冴子の下着を取ると、うしろから抱きかかえて支えた慎也はそばの寝湯へ伴った。
お湯はすっかり冷めていたが、全身で火照ったばかりのふたりにはかえって気持ちが良かった。
「ごめんね… 慎也くん、まだだったでしょ?」
「うん… 中はだめだから…」
自分だけが堪えられない快感で達してしまったことが冴子は恥ずかしかった。
「今日は大丈夫って言ったのに…」
「でも… ぼくは冴子さんが気持ちよくなってくれるだけでいいんです」
「一緒にいきたかった… ごめんね… がまんできなくて」
「まだ、朝まであるし…」
「そうね…」
そう言うと、慎也のほうへ重なるように向き直った冴子は仰向けになっている慎也の胸を撫でながら股間へ手を伸ばした。

