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リクエストのラストワルツ
第7章 リクエストのラストワルツ

 きちんと通っているせいで、半年足らずの間に慎也も随分上手になり、ワルツも一応恥ずかしくない程度に踊ることができるようになっていた。
 緩やかなターンをしたとき、隣合わせになったカップルの男性が冴子の顔を凝視しているのを慎也は感じたのだったが、その直後に今度は冴子が肩越しにその彼の動きを見ているのに気づいた。

「知っている人がいたの?」

 曲が終わったタイミングで訊ねた慎也に冴子が小さくうなずく。

「うん、前に教わっていた先生」
「そうだったんだ。 挨拶しなくていいんですか?」
「もう辞められたし…」

 あまり見たことのない冴子の表情をそのとき慎也は測りかねていたのだった。
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