この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
好色なる一族3
第1章 誘拐
小料理屋『あやめ』から宮内あやめらしき女が出てきた。高田と梅野は写真と照合し間違いないと確認した。和服姿の美人だ。薄紫色の着物で姿全体に色気が漂っていた。スタイルは和服の場合は分からない。脱がして見れば結構グラマーってことも多々あるのだ。その美女が暖簾を店内に仕舞っている。いよいよ閉店のようだ。

高田はミラーで自分の髪を整えニヤニヤした。
「高田何やってるんだ?デートじゃないんだぞ」
「わかってるよ。梅野行くぞ!」
「おお」

高田と梅野は車を降りた。音が響かないように静かにドアを閉める。梅野は後ろの車の香に合図した。路面は先程まで降っていた雨のせいで濡れている。雨上がりで少し空気は冷たかった。梅野はゆっくりと店に向かって歩いて行く。高田は店から5メートルほど離れてあたりで待機した。梅野は大きく息を吸って店のドアを開けた。

「すいません、看板です」
梅野が店内に入ると奥から声がした。カウンターのみで7人か8人程度、狭い。二階から若い女が降りてきた。ノースリーブの紺のワンピースで豊満な胸のふくらみにクラっとする。おそらくあやめの娘、ぼたんであろう。
「お母さんは?」
その声を聞いて奥からあやめが出てきた。いやいや美女親子だ。ためいきが出る。梅野は拳銃を取り出した。
「大人しくしていれば危害が加えない。いいな?」
宮内親子はゆっくり頷いた。
「外に車がある。乗ってもらうよ」

そこへ高田が登場だ。梅野は振り返り拳銃を向ける。両者は見合った。高田は素早く姿勢を低くして梅野の腹に一発食らわして、さらに梅野の左頬を思い切り殴った。梅野は床に倒れた。
「さあ、早く!」
高田は宮内親子を呼び寄せ外に連れ出した。
「あの車に乗って!」
三人は小走りで車まで行き、高田は宮内親子を後部座席に乗せて車を出した。
/12ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ