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好色なる一族3
第1章 誘拐

小料理屋『あやめ』の店内では梅野がゆっくり起き上がった。
「高田の野郎、本気で殴りやがった」
梅野は左頬に手を当て外に出た。待機してた香の車に乗り込む。
「梅ちゃん、大丈夫?」
「高田のやつ本気で殴りやがった。香、ホテル寄ってから行くか?」
「何言ってるの?先生待ってるわ」
香はアクセルを踏んだ。
「ありがとうございます。あなたは?」
高田の車では、あやめは間一髪で逃げれた安堵感で一杯だった。
「高田と言います。関西から来た組織と抗争になる可能性があって、それでお二人をお迎えに。でもよかったです。」
「いつもうちに来る戸坂さんは?」
「すいません。お二人の写真見てしまって、美人だからぜひ自分に行かせてくれと・・・」
あやめもぼたんも大笑いした。
「あ、でも組長には内緒でお願いします」
「わかってますよ」
二人は笑いが止まらない。
「それで私たちをどこへ?」
「すぐ着きます。多分ご存じの方の屋敷です」
「誰ですか?」
「お楽しみです」
車はビルの谷間を順調に進み、何の妨害もなく大五郎邸に到着した。門が開き庭にある駐車場に止める。
「さあ、降りてください」
三人は玄関に向かった。
「広いお屋敷ですね?」
ぼたんは驚いたようだ。あやめは門にある表札は見なかったが、広大な庭から屋敷の主がただものではないと推測した。
「高田の野郎、本気で殴りやがった」
梅野は左頬に手を当て外に出た。待機してた香の車に乗り込む。
「梅ちゃん、大丈夫?」
「高田のやつ本気で殴りやがった。香、ホテル寄ってから行くか?」
「何言ってるの?先生待ってるわ」
香はアクセルを踏んだ。
「ありがとうございます。あなたは?」
高田の車では、あやめは間一髪で逃げれた安堵感で一杯だった。
「高田と言います。関西から来た組織と抗争になる可能性があって、それでお二人をお迎えに。でもよかったです。」
「いつもうちに来る戸坂さんは?」
「すいません。お二人の写真見てしまって、美人だからぜひ自分に行かせてくれと・・・」
あやめもぼたんも大笑いした。
「あ、でも組長には内緒でお願いします」
「わかってますよ」
二人は笑いが止まらない。
「それで私たちをどこへ?」
「すぐ着きます。多分ご存じの方の屋敷です」
「誰ですか?」
「お楽しみです」
車はビルの谷間を順調に進み、何の妨害もなく大五郎邸に到着した。門が開き庭にある駐車場に止める。
「さあ、降りてください」
三人は玄関に向かった。
「広いお屋敷ですね?」
ぼたんは驚いたようだ。あやめは門にある表札は見なかったが、広大な庭から屋敷の主がただものではないと推測した。

