この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
好色なる一族3
第2章 宣告
三人が玄関を入ると筑前が出てきた。
「旦那さまと奥さまは松の間でお待ちになっています」
「わかった」
高田はあやめとぼたんを連れて松の間に向かった。
「高田です。お二人をお連れしました」
「よし、中に入れ」
障子を開ける。
「さあ中へ」
大五郎に言われ三人は部屋に入った。大五郎と芳子は共に黒の和服姿で物々しい雰囲気だった。二人は並んで座布団に座っている。その正面に高田は正座して大五郎に一礼した。二人も高田の後ろに並んで正座した。
「宮内あやめさん、ぼたんさんの親子です」

あやめは大五郎の顔を見てドキっとした。元官房長官の大岩大五郎だったからだ。
「大岩先生、この度は危ういところをお助け頂いてありがとうございます」
ぼたんは政治に興味がないので大五郎の顔を見ても誰だか分からないようだ。
あやめはやや興奮した。
「うちの組のバックに大岩先生がいらっしゃるならもう安心です」
「大変だったですな」
大五郎はニヤリとしながら二人を気遣うふりをした。

そこへトモリンが氷が入った麦茶を持って部屋に入ってきた。トモリンは大岩夫妻の性奴隷としてすっかり飼いならされていた。全裸にエプロンという格好だったので宮内親子は目が点になってしまった。
「気にしないでください」
大五郎は笑いながら言った。
「さあお茶飲んでください。今年の夏は本当に暑いですな」
二人は冷えた麦茶をあっという間に飲み干した。

そのとき障子が空いて香と梅野が入ってきた。
「ご苦労さん」
大五郎は一声かけた。あやめとぼたんは梅野を見て驚く。さっき襲ってきた男だからだ。
「あなたはさっきの・・・何故?」
あやめが声を出した。

そのとき大五郎の表情が急に険しくなった。
「宮内あやめさん、ぼたんさん。何故ここに来て頂いたか、これからお話します」
/12ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ