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好色なる一族3
第4章 発情
あやめもぼたんもぐったりして畳の上に横になった。
「これでよろしいですか?許してもらえますか?」

「許そう。でもまだ性欲はあるんだろ?」
あやめは本心をつかれた。薬の影響でまだまだいやらしい妄想が消えないのだ。ぼたんも同じだ。自分の中の性欲がまだ旺盛なのだ。

「すいません。トイレいかせてください」
あやめは尿意で足を閉じている。
「じゃ地下の部屋に行きましょう」
「地下?」
「ええ、あの部屋にはトイレがあるんです」
大五郎はそう言って立ち上がった。松の間にいた全員が部屋を出て廊下を少し行き、地下へと続く階段を降りた。あやめとぼたんは勿論全裸のままで、全員が地下にある以前トモリンを調教した部屋に入った。

「トイレはどこですか?」
部屋中を見てもトイレなどないのだ。
「香、出してやれ」
香は部屋の隅にあったポリバケツを持ってきた。
「どうぞ、そこへしてください」
大五郎は笑った。

「できません」
そう言ったもののまた自分の声が聞こえてきた。
「嘘よ、みんなに見られながらおしっこするのって、興奮するわ」
そしてあやめはバケツをまたいで排尿したのだ。快感だった。

あやめとぼたんは天井近くの壁と壁を繋ぐ鉄棒に紐をかけ、両手を組み、縛って吊るされた。高田はあやめを梅野はぼたんを鞭で打ちだした。お尻を打ち、陰部を打ち、交互に打った。バシッ バシッ バシッ バシッと心地よい音が部屋中にこだました。鞭を打たれた肌は赤身を帯びていく。バシッ バシッ バシッ バシッ
「気持ちよくて泣きそう」
ぼたんは初めての鞭打ちに興奮する。
バシッ バシッ バシッ バシッ
「もっと、もっとちょうだい」
あやめはさらなる鞭をねだる。
バシッ バシッ バシッ バシッ・・・・・。
二人は静かになった。二人ともいったようだ。


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