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第2章 阿吽（あうん）の呼吸

智恵さんはぼんやりとした目で私を見つめ、「だって月に１度しか会えないんだもの…今夜は一緒にいたかった…」

互いの唇が急速に近付き、「ふぅ…ふぅ…」と息苦しくなるほど唇を重ね合い、彼女は私の腰に手を伸ばし、「和真さん…」と私の名前を呼んだ。

私はそのまま頭に浮かんだ言葉を口にした。
「脚のスリットも色っぽかったですよ…」と。
そして彼女の鎖骨にキスを繰り返していた。

智恵さんは「ンッ…」と悶えながら、「よかった…？」と私の感想を求めた。
私はそっと彼女の表情を覗きこむ、目を合わせ、「はい…よかったですよ…」と正直に答え、彼女の唇にソフトなキスをした。

智恵さんは目を細め、頬を緩め、ふっと微笑んだ。
「嬉しい…」、そして「ソファーに行こう…？」と私のジャケットの裾を掴んでいた。