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百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~
(¥女の子らしくなったな~里…)
スカートなんてはいている里が可愛い。
里は田所君と付き合い始めたらしく、段々と女の子らしくなっている。
金髪も今ではダークブラウンになり、化粧も変えていた。
ただ口の悪さだけは相変わらずだ。
「で、どうしたの?」
「…いや…あのさ…」
もごもごと言っては、また黙り込む里。
私が促すと私のコーヒーを見ながらようやく話し出した。
「あ、梓は…その…初めてっ…は…いつだ?」
「初めて?コーヒー飲むのが?」
「は?いやっ、じゃなくて…その…松田と…だな…」
「…ああ!!」
意味がわかって顔が熱くなる。
まさか里がそんなこと聞いてくるとは思わなかった。
「一日目…?」
考えてから言うと、里ががたがたと震えた。
「そ、そんなすぐにか!?付き合ったらそんなものなのか!?」
「ええっと、ちょっと、落ち着いて?」