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百合の華は永遠に
第1章 百合の華は永遠に
入って靴を脱ごうとすると、後ろから抱きしめられた。

「俊介?どうしーんっ」

荒々しく唇を塞がれ、私は壁に手をついた。

「んっ…ま、待って、ここ玄関っ…ふ…」

暴れまわる舌にに息ができなくなって俊介の服を掴む。
舌先をチロチロと刺激されて、フラッとした。

「っひぁあっ!」

変な声を上げて、そのままドシンッとフローリングに尻餅をつく。

(い、いたい…お尻…)

あまりの痛みにお尻をさすろうと手を伸ばすも、かまわずに押し倒そうとされ、私はプチンッと何かが切れた。

「しゅ…しゅんすけ…やめなさあああい!!!」

私の声にびくっとすると、われに返ったように私から少し降りて、じっと目を見た。

「…すまん…」

すぐに目を逸らす俊介を押しのけ、ため息をついて立ち上がる。

そのままリビングに向かうと、俊介は靴を脱いで私の後に続いて入ってきた。
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