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百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~
マサキ君がピクリと眉を動かして私を冷たくにらんだ。
「僕たちは清く正しくないってこと?梓はイヤイヤ僕とシてるってこと?」
「なっそ、そんなこと言ってないじゃん!」
びっくりして言い返すと、後ろから慌てて二人が駆け寄ってきた。
「お前らどうしたんだよ!」
「そうだよね、梓は4人で修学旅行みたいなノリが良かったんだよね。」
「違う..マサキ君っ..」
「僕がこの日どんなに楽しみにしてたかわかる?それがいきなり別のカップルまで連れてきて。」
「それは、4人までOKってあったし..」
(あう~..マサキ君キレてる..)
「お、おい松田、私ら邪魔なら帰るしよ、機嫌直せ?」
里を無視してマサキ君が続ける。