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百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~
「おい松田!離せ!歩きづらい!つうか周りの目線が痛い!」
暴れる田所から手を離して僕は、二人の部屋の鍵をあけ中に入った。
後から田所が入ってくる。
僕はすぐに鞄の方へ向かい、鞄の中身を放り投げるようにして取り出していった。
その様子を田所が呆気に取られてみていた。
「な、ど..どうしたんだよ..気でも狂ったか?」
「..あった。」
僕は田所を無視して、お目当てのモノを取り出し立ち上がった。
それを見て、田所がポカンと口を開ける。
「お、お前、それ....」
「ふん。僕は謝らない。梓が謝るまで。」