この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~
「いいから。ほら、田所が待ってる。」
マサキ君は戸惑う里の背中を押して部屋から出した。
「え、え、おーい!」
私は意味が分からず布団に座り込んで、里が目の前で扉を閉められるのを見ていた。
(....えっと....)
マサキ君がふう、と息をついて戻ってくる。
そして私のそばにきてハコを置いた。
「な、なに....なんで....」
「梓に謝らせにきた。」
「....え、謝りにきたんじゃなくて!?」
私の言葉にムッとしたのか口を尖らせた。
「僕は悪くないし。」
「な、なっ..」
(どんだけオレ様なの~!!)