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百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~
言い返そうとするとトンっと肩を押され、私はそのまま後ろに倒れた。
トスッ....
「....え?」
いきなりのことに一瞬フリーズしてから起き上がろうとすると、手首を掴まれマサキ君が上に乗りかかってきた。
下から見上げると、はだけた浴衣から胸板が..
(じゃない!!)
「な、なにするのマサキ君!」
バタバタ暴れるけど、上からの力で腕が外れない。
存分に暴れてからさすがに疲れて大人しくなった私を、マサキ君がドヤ顔で見下ろしていた。
「梓、謝って。」
「いや。マサキ君が謝って!」
「僕は悪くない。」
「もう!私、今回は絶対謝らないからねっ!」
フンっと鼻をならすと、マサキ君にいきなり唇を塞がれた。
「んっ!?..ふっ..うっ..!」
両手を持ち上げられ、頭の上に持っていき片手で掴まれた。