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百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~
その頃マサキ君は…
自販機にいってミネラルウォーターを買うと、近くにあった休憩所に向かった。
少し窓が開いていて、少し涼みながら興奮を抑える。
(梓今頃悶えてんのかな?)
涙でぐしゃぐしゃになりながら腰を振る梓を思い出して、にやりとする。
久々に自分を解放できた僕はいつもより興奮していた。
梓と付き合ってから抑えていた自分の欲。
彼女は全てが初めてだったから抑制していたけど、もう一年もたった。
そろそろ良いだろう、と思って用意していたのだ。
急に休憩所の扉が開いて女の子が入ってきた。
「…北村さん。」
「げっ!」
顔を真っ赤にして、顔をしかめる北村さんに僕はピンときた。
「逃げて来たんだ?」
「う、うっせえよ!ちげえよ!なにいってんだよ!」