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百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~
その時田所が追いかけてきたみたいで、すぐに北村さんは連行されていってしまった。
「みっ、ミナト!待てっ!!」
「待たない。」
「ひいい~~」
ずるずる引っ張られる北村さんを見送り、一息つく。
誰もいない休憩室で僕はつぶやいた。
「…田所も…やるなあ。」
(あんな強引なヤツだとはおもわなかった)
そして少し休んで、休憩室の扉をあけた。
「…そろそろ梓も限界かな?」
乱れる彼女の姿を想像して、足早に部屋に引き上げた。