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百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~

(だ、だから余計…)

苦笑いしていると、大起君が伸ばした手を私の首元に持ってきて…

「ん?どうしたのぉ?……きゃあ!!」

首元の大きく開いたT-シャツの襟を掴み一気に引きおろされた。
伸びる素材だからブラまで見えるくらいおろされてしまう。
そしてすばやく小さな手でムニュッとつかまれた。

「だ、大起くんっ!!私はママじゃないよ!!」

「大起!!」

マサキ君がぎょっとして慌てて私から大起君を引き剥がそうとするのを止めて、大起くんの顔を覗き込んだ。

「あ…眠くなっただけじゃないかな?ほら…」

カクン、カクンと頭を揺らし、私の胸に耳を押し付ける大起くん。
今にも閉じそうな目を見て、マサキ君が納得したように鼻を鳴らした。

「ふん…」

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