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百合の華は永遠に
第5章 元ヤンだって、初体験
まだ24時は超えていない。
こんな早く寝たことがないし、まず隣に彼氏がいる状況で寝るなんてハードルがたかすぎる。
「本気で寝たのか⁇」
尋ねても反応がない。
その時…
スルスルスルスル…
キャハハハ…
扉の外で声や何かを引きずる音が聞こえてきた。
静かな部屋に響くその音は、ただの客の足音と笑い声だとすぐわかる。
だけどそれがなくなり、また静寂が訪れると、一気に不安になってきた。
(し、静かすぎる…眠れない…梓のとこに…いや、あいつら何してるかわかんねーし…)