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第5章 元ヤンだって、初体験

「ミナト？寝てるか？」

もう一度聞いて反応がないことを確かめ、私はそっとミナトの布団に足を入れた。

(おぉ、あったかい…)

そのまま身体を入れ、ミナトに近づく。

するといきなり腕が動いて引き寄せられた。

「えっ！」

身体をが硬直し、されるがままになると、気づけはミナトに抱きしめられていた。

「な、ななな！」

顔を上げると、ミナトが笑っていた。

「起きてたのかよ！」