この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
百合の華は永遠に
第5章 元ヤンだって、初体験
「…いい…動いて…」
「里?」
「ミナト…好きだ。」
「…里…」
勢いで吐いてしまった台詞に顔が熱くなる。
ミナトは嬉しそうに笑うと、ギュッと抱きしめてくれた。
「…動いて、いい?」
「…うん…」
ゆっくりと動き出した腰。
ズキンという痛みをこらえながら、その動きに合わせて身体を揺らす。
「はっ…はっ…」
痛い。
けどなんだか嬉しい。
耳元にかかる熱い吐息を感じながら、ミナトの唇に自分から重ねていた。
一瞬驚きながら、すぐに舌を絡めてくる。
「んっ…んっ…」
パチュンッパチュンッ
卑猥な音が結合部分から流れ出し、鼓膜に直接舌の絡み合う音が響く。
「はっ、里っ、里っ!!」
顔を離して激しく腰を振るミナトを感じながら、目を閉じた。