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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
「うへ~溜まってんな..」
私は一人で笑いながら、最新のメールの時間をみた。
(今じゃんか!..駅前の新しい店..あー梓に会いてぇなぁ..でも野郎って..松田もいるのかよ..)
チッと舌打ちしながら足は駅に向かっていた。
梓は昔、虎狐女という組の番長をしていた。
二人で虎狐女のワンツーと呼ばれていた、私の親友だ。
家庭の事情で中学から荒れていた私は、ある日ふらふら歩いていると、一人の女にぶつかった。
それが榊原梓だったー