この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
『ってーなぁ..お前ちゃんと前見て歩けよ!』
『あ、ごめんなさい!痛かった!?』
イライラしていた私は顔も見ずに怒鳴りつけてから、謝るソイツをみた。
明るい金髪にうっすら化粧したその顔と、私を心配がる姿のギャップに一瞬戸惑う。
(な、なんだコイツ..見た目だけイカツイな..)
『あの..』
『ああ?おい、お前金持ってるか?』
(まぁいいや。ヘナヘナして弱そうだし金だけ貰っとこ。)
『え?どうして?』
『ぶつかった詫びだよ。金。あるだけでいいから。じゃなきゃボコるぞ?』