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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
『えっとぉ..今から私..本買いに行くの..だからお金渡せないなぁ..』
恥ずかしそうに目を逸らす女に、私は気味が悪くなった。
『..ちっ..なら面貸せや。』
『え、あ、うん。いいけど..早くしてね?4時すぎると店員さんが若い男の人になっちゃうから..』
(はぁ?まぁいいやとにかくストレス発散に一殴りすりゃ..)
『....いてぇ..』
(な、なんだこいつ!すげぇ強い....)
私はあの後、女を人気のない所に連れ込んで、壁に追い込んだ。
なのに殴りかかった途端、急に雰囲気が変わって..気づけばコンクリートの上に伸びていた。