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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
今まで喧嘩に負けたことなかった私はショックで立ち上がれなかった。
(しかも..こんな女に....)
目の前ではキョロキョロと女が周りを見渡していた。
そして私を見ると、申し訳なさそうに口を開いた。
『ねぇもういい?私、早く新刊が欲しいの!ショウキ先生の作品売ってるとこあそこしかないの!』
『..ショウキ..?いや..そんなことよりお前誰だよ..なんだよ今の..』
思わず聞くと首を傾げてからニコッとした。
『私は榊原梓!!○×中学の一年で、虎狐女組だよー』
『榊原..梓..虎狐女..?虎狐女ってあの強い....』
『うんっ!あ、ね、あなたは?』