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百合の華は永遠に
第1章 百合の華は永遠に
思わず驚いて目を見開いた。
してやったり、という表情の彼にイライラが募る。
「ちょっとね。まぁいいや。キミ、あとで後悔しても知らないよ。何せ僕は..」
「失礼します。よい休日を。」
私はいつもの自慢話が始まる前に、そそくさとその場を去った。
「で、百合、また佐渡機長から誘い?」
「断ったけどね。」
「イケメンなのに勿体なーい!」
「イケメン?あれが?..ただの自慢男じゃない。」
「さすが百合ね...」
芽依子が鏡を覗きこみながら苦笑した。
化粧を直しながら、携帯が光ったのに気づき開くと俊介からだった。
ー今日はカレーやで~!!早よ帰ってきてや~!ー