この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
『それ、か、かかかか官能..小説ってゆうんじゃ..』
『あう..い、いわないでね?人に..趣味なんだぁ...』
『趣っ..』
(コイツ..頭おかしい!)
照れながら俯く金髪女に、私はどん引きした。
しかしすぐに顔を上げると口を開いた。
『ね、名前は?』
『あ、ああ..北村..里だけど..』
『里ちゃん、か!』
『ちゃん、は付けんな。気色わりぃから!』
『じゃあ里、だね!』
『は!?誰が呼び捨てしていいって言ったよ!?私はなぁ、仲間にしか名前は呼ばせねぇって決めてー』
『ならいいじゃん!里も虎狐女に入ろっ?』
『....へ?』