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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
カランカランー
(んーっと..梓はっと..)
「..あ!里!」
キョロキョロ見渡すと、窓際に梓を見つけた。
すぐさま近寄ると、目の前に座る松田が顔をあげた。
「ちっ..やっぱりお前か。」
「いきなり失礼だよ、北村さん。キミこそなんでここにいるの?」
(うがあああ!まじで嫌いだ、こいつ!)
「ね、里どうしてここにいるの?一人でお茶?」
「んな洒落たことするわけねぇだろ??梓がここにいるって情報聞いて来た!」
「元ヤンから今度はストーカー?」
鼻で笑う松田にカチンとくる。
「まっマサキくん!..里、隣座る?」
「いいのか!?」
「無理。」
松田を無視して私は梓の隣に座った。