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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
「里、大丈夫?」
「里にゃん大丈夫かい?」
周りが心配そうに声をかけてくれて、私は立ち上がれた。
「大丈夫だにゃ~!みんな、今日は里にゃんからのお詫びにポイントカード二倍にするにゃあ~!」
「おぉ~!」
みんなまた仕事に戻ってテーブルにつく。顔をあげると扉のそばに立つ田所と目が合った。
「あ、里にゃん、ご指名だよっ!新規様だよ~」
「..は、はぁい..」
私は椅子に座って、理々子に促されて来た田所を見ずにメニューを渡した。